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脱毛症改善スペシャリスト:関 周剛先生/意外な習慣が頭皮や髪に悪影響が!?

  • 執筆者の写真: EJ
    EJ
  • 2024年8月13日
  • 読了時間: 8分


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みなさんこんにちは。TRUTH Lab.ブログへようこそ。

ここでは専門家への取材の中でどのようなことが話されたのか、そして私たちはどのように感じたのかをまとめていきたいと思います。よかったら最後までご覧ください。


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関 周剛(せき ちかよし)先生
40年以上脱毛症に関する研究を続け、多くの患者と向き合い、そして治してきた。大阪で始めた美容サロンに来た小さな少女との出会いから脱毛症の研究が始まり、脱毛症はもちろん頭蓋修復技術の開発に成功。2009年には日本予防医学美容家協会を設立し現在では名誉会長に就任。全国に関メソッドを取り入れたサロンが増えている。また、メーカーでの商品開発を経て、現在は自身が納得のいく物をという想いでプロデュースした「頭皮環境のため」のシャンプーを始めとする商品開発にも精力的に活動している。



頭皮や髪にとって悪影響な美容ストレスとは?


前回の記事に続き、今回は私たちがさらに深ぼって聞きたい「美容ストレス」についていくつかの質問を投げかけ先生にお答えいただきました。

帰ってきた答えは私たちの日常習慣の改善につながる大きなヒントになりましたので皆さんに共有したいと思います。


○良かれと思いやっている美容行為が実は頭皮に悪影響を与えている!?

TRUTH Lab: 今日は関先生に「美容ストレス」についてもっと深ぼって話を聞いていく機会をいただきました。よろしくお願いします。

先生、美容ストレスについてもう一度簡単にご説明いただけますでしょうか。


関:はい、美容ストレスってあまり聞きなれない言葉なんですけど、昔からこれを何度も言い続けてきているんですね。美容ストレスってなんか美容行為をしたらストレスがかかるとか、美容で何か激しいことをしたらストレスがかかるようにちょっと誤解されるので改めてはっきりと説明しますね。

美容技術というのは美容室に行って若返るために美容室に行きますよね?
で、毛染めをしてもらったり、パーマもトリートメントもシャンプーもしたりします。
それが実は落とし穴があって、毛染め剤というのは実は酸化をさせて色を入れている。
酸化染毛剤とちゃんと書いてあります。
酸化をさせて毛を染めているんです。パーマも同じです。
じゃあ酸化って何?といったら、酸化とは要するに錆びるということです。この頃酸化という言葉がようやく言われるようになりましたね?

美容室に行って毛染めをして若返ったように思うんですけど、実はやっている方法としては「酸化=老化」をさせているということなんです。若返るつもりが逆に老化をさせてしまっている。ここにギャップがあるんです。目的と方法が真逆なんですよ。
これが美容ストレスになっているんじゃないですか?ということなんです。

では、そう言うと皆さんは、「先生、毛染めできないんですか?」「パーマできないんですか?」と言われてしまいますが、そうではなくて私が言いたいのは、酸化することを前提に、たくさん毛染めをしない。たくさんパーマをしない。体調が悪い時はパーマをしないとか、自分でコントロールすることが大事なんです。

だから、何もしてはいけませんではなくて、過剰な美容行為をしないようにしてください。
と言うのがわたしからのメッセージなんです。

私たちが、美しくなろうとしておこなってきた美容行為が過剰なストレスになっている。それは美しくなるという目的を達成するために取ってきた方法というのは使用する美容商品によって頭皮や髪を酸化させているということ。酸化は老化。そのことを知るだけでも今後美容行為を行うたびに一度立ち止まって考えることができるのではないか。そう思いました。


そこで、私たちはさらに日常的な美容行為であるシャンプーについて質問を投げかけてみた。


TRUTH Lab: シャンプーも当然酸化させる行為でもあると思います。私たちは毎日洗うことが一般的になっている気がしますが、人によって汗を掻くような仕事をしている人もいればリモートワークで外に出ない人もいます。人の生活スタイルによって汚れ方は様々ですが、シャンプーはそもそも毎日行うべきなのでしょうか?


関:そうですね。ここも美容ストレスと関係してくるんですけど、僕としてははっきり言ってわかりません。毎日洗いたかったら毎日洗えば良いし、3日に一度で良いと本人が思えばそれで良いですしそこは自由です。極端な話一週間洗わなくても何の問題はないです。ただ、シャンプーっていう言葉は日本では”洗髪”って訳してしまったんですね。洗髪は「髪を洗う」ですね。ところがシャンプーの語源は”マッサージ”なんですね。
頭を押さえるとかが語源なんで、シャンプーというのはマッサージをするっていることが前提なんですね。ところが日本では洗髪。髪を洗う=ゴシゴシ洗うという印象になってしまっているんです。それが頭皮にとってすごいストレスになっているんです。
私は本来のシャンプーはリラクゼーションできる唯一の美容行為だと思っています。
だから優しく洗うのが本来のシャンプーの目的です。汚れを取ることがシャンプーの最大の目的ではないと僕は思います。
なぜかと言ったらみんな毎日毎日シャンプーしているじゃないですか。だから普段からとても清潔になっています。みなさんゴシゴシ洗わなくても汚れは落ちていますし、それよりシャンプーをリラクゼーションとして考えることで優しく洗うようになると思うんです。


○シャンプーの頻度より大切なこと

シャンプーの語源は洗髪ではなくマッサージ。リラクゼーションを目的としていたということに驚きました。


TRUTH Lab:そうすると疑問に思うのは、私たちは顔を洗うときは泡を立てて皮膚を擦らず優しく洗うのに頭皮を洗うときはなぜゴシゴシ洗ってしまうのか。顔と頭皮は一枚皮で繋がっています。それなのに最近では美容室に行ってもゴシゴシ洗うし強い力で頭皮マッサージをしたりするところもあります。

それは頭皮にとってやはり美容ストレスになりますよね?


関:はい、僕は美容ストレスになると思います。なぜか?といえば頭は押したりしたらダメなんですね。僕の考えでは頭を擦ったり押したりしたらダメなんですね。頭は撫でるものなんですよ。
頭は外部から障害のないように硬い骨で守られてるわけじゃないですか。ヘルメット被ってるみたいなもんでしょう?
みなさん自転車やバイクに乗るときだって頭は危険だってわかってるからヘルメット被るわけじゃないですか。だから頭は守るものなんですよ。なのに、なぜぐいぐい押したり擦ったりするんですか?頭は優しく撫でるものだと僕は思います。
 


○驚きの実験結果!


TRUTH Lab: 確かにそう聞くと、赤ちゃんの沐浴をする時って優しく撫でるように洗いますよね。

優しくガーゼを使って洗うのを思い出しました。

それは大人になってからも使い方的には同じように扱うべきだということですね?


関:そういうことです!先ほど言ったシャンプーはヒンドゥー語では要するに圧するとかっていう表現なんですけど、それは語源をそのまま表現したんだと思いますけど僕は恐らく撫でていたんだと思うんですよね。それも優しく。
だから僕は優しく撫でてあげたほうが良いと思います。

実際汚れを取るのに我々は実験をやったんです。頭皮や髪の汚れは強く擦ったら取れるのか、それとも優しく撫でたほうが取れるのか。ていう実験をやりました。それはもう10年ほど前。結果は優しく撫でたほうが汚れは取れるんです。

それなら優しく撫でて洗ったほうが楽じゃないですか。尚且つ頭皮にも優しい。


○美容室での危険な洗い方

優しく洗うことの大切さを知った私たちは、自分で洗うときは今後優しく洗うことを習慣づけることを決意した。しかし、ひとつ不安が頭をよぎる。自宅でのシャンプーは自分でコントロールできるとして、美容室に行ったときはどうすれば良いのか?

すると関先生の方から美容室での洗い方についての危険性を語ってくれた。


関:美容室ではよく、仰向けになって首をシャンプー台に乗せる形のバックシャンプーをしますので、首のところへ圧力がかかるんです。
そこにさらに力をかけてシャンプーをします。そうすると首のところに血栓ができてきます。その血栓が飛んで心臓ないし脳に飛ぶ。死の危険性だってあります。
アメリカでは実際にそのような症例があってお亡くなりになった例があるらしいです。だから優しく洗うことというのはいろんなリスクを排除できる。

もし、この話を聞いてくれた美容師さんが居られたら僕が言いたいのは、お客さんが強く洗ってと言うから強く洗わないといけないと思っているのは既成概念というか思い込み。強く洗うことなんてまったく必要がないんです。

強く洗うことの危険性。そして優しく洗うことが何よりも大切であり効果も高いという事実。私たちはまったくこれまでの常識を覆された瞬間でした。

美容室を利用する際は是非優しく洗うようにリクエストすることをお勧めしたい。



○今回の話のまとめ

1、できるだけ過剰な美容技術を使わない。
2、強く洗うことはストレスになり逆効果。
3、洗顔するように頭皮も優しく洗う。
4、優しく撫でたほうが汚れが落ちる。
5、美容室では優しく洗うよう美容師にリクエストする。

今回のお話は関先生が商標を取っている”手のひらシャンプー”の真髄である、「優しく撫でる」シャンプーの洗い方について基本中の基本を学ばせていただくことができました。


次回は、ではなぜ優しく洗うことが重要なのかについてを皮膚組織で何が起こっているのかという観点から、より深いところに話を聞いてきましたので次回のレポートをお待ちください。最後までお読みいただきありがとうございました。


*今回の対談をご覧になりたい方はYoutubeでご覧いただけます。



 
 
 

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