#1|娘の頭皮に起きた、最初の異変
- KJ

- 1月17日
- 読了時間: 3分

ー「虫刺されかな?」と油断した最初の気づきー
「ママ、頭がかゆいの。虫に刺されてない?」
娘がそう言って、頭をかきながら近づいてきたのは、ある日の夕方でした。
軽い気持ちで髪をかき分けてみると、頭皮に赤く腫れた湿疹のようなものが、
3つほど並んでいました。
「虫かな? 何だろうね。とりあえず様子を見てみようか」
そう声をかけながらも、内心は少しざわついていました。
虫刺されにしては赤みが強い。しかも場所は頭皮。
けれどその時は、まだ深刻に考えていなかったのです。
ところが数時間後、湿疹はじわじわと広がり、
「これは、ただの虫刺されじゃないかもしれない」
そんな違和感を覚え始めました。
まだ8歳の娘は気にも留めず、「掻いたらちょっと楽になったよ」
なんて笑っていましたが、母親である私は落ち着かず、
不安が膨らんでいきました。
ー翌朝、広がった湿疹と“脱毛”ー
翌朝、事態はさらに悪化していました。
夜中に掻いてしまったのか、湿疹のあった部分の髪が、
1センチほど抜け落ちていたのです。
初めて目にした“脱毛”という現実。
胸の奥をぎゅっとつかまれるような、強い焦りと恐怖を感じました。
けれど、その時に強く思ったのは、
この不安や動揺を、娘に悟られてはいけないということでした。
母親の心配そうな顔や涙は、そのまま子どもの心に映ってしまう。
そして、不安を何倍にも膨らませてしまう――。
頭では分かっていました。
だからこそ、どんなに胸がざわついても、
どんなに怖くても、娘の前では笑顔でいようと決めました。
現実には、心臓がドクドクと音を立て、
押し寄せる不安に飲み込まれそうになっていたのも事実です。
それでも私は、自分に言い聞かせるように、こう声をかけました。
「大丈夫、大丈夫。身体が少し疲れちゃったから、赤いポツポツが出ちゃったんだよ」
「母親の表情は、子どもの心の鏡になる」
どこかで聞いたその言葉を頼りに、
必死に笑顔を作り続けていました。
ー皮膚科の診断と、消えなかった迷いー
慌てて皮膚科を受診すると、診断は「脂漏性皮膚炎でしょう」
ステロイドの外用薬、抗真菌薬、そして薬用シャンプーが処方されました。
医師の説明にも、医学的には納得できる部分はありました。
それでも、私の心には拭えない迷いが残っていました。
というのも、重度のアトピー性皮膚炎を抱えていた兄の存在があったからです。
ステロイドで一時的に症状は落ち着いても、根本的な解決にはならない。
その現実を、何度も見てきました。
だからこそ、「本当に、これだけでいいのだろうか?」
という疑問が消えなかったのです。
私はまず、「なぜ、この状態になってしまったのか」
その原因を探ることから始めようと決めました。
調べていくうちに、生活習慣、食事、ストレス、シャンプーの成分――
気になる要因が、次々と浮かび上がってきました。
初めて娘の頭皮に湿疹と脱毛を見つけた、あの日のこと。
不安を隠して笑顔を作りながらも、私の心はずっと揺れ続けていました。
それでもこの出来事が、私が「髪」「頭皮」「身体」と本気で向き合うきっかけになったのです。
ー次回予告ー
次回は、「どうしてこんなことが起きたのか?」その答えを探すために、
私が必死に調べ始めた原因探索の日々について書いていきます。



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