#8なぜ美容師が脱毛症と向き合ったのか
- KJ

- 3月18日
- 読了時間: 2分

ーすべての始まりは、一人の少女だったー
関周剛氏が脱毛症と向き合うことを決めたきっかけは、
今から約40年前、まだ美容室を始めたばかりの頃の
ある少女との出会いでした。
当時、奥様と二人で小さな美容室を営んでいた関氏。
ある日、いつも通りお店を開けた朝、
一人のお母様と小さな女の子が来店します。
その女の子の姿を見た瞬間、関氏は言葉を失いました。
髪の毛だけでなく、眉毛もまつ毛もすべて失っている——
いわゆる全脱毛の状態だったのです。
驚きと戸惑いの中で理由を尋ねると、
「もう毛は生えないと医者に言われた」という言葉が返ってきました。
施術を続けながらも、関氏の意識は
どうしてもその少女に向いてしまいます。
ふと視線を向けると、彼女はまるで置物のように動かず、
生命力を感じられないほど静かに座っていました。
さらに気づいたのは、真夏にも関わらず帽子を被っていないこと。
強い日差しにさらされた頭皮は焼け、
ところどころ血がにじんでいる——
あまりにも痛々しい状態でした。
関氏は思わず、お母様に伝えます。
このままでは痛いはずだということ。
帽子で守ってあげるべきだということ。
するとその瞬間、それまで無反応だった少女が、
初めて反応を示しました。
まるで「よく言ってくれた」と言わんばかりに——
その小さな反応は、関氏の心に強く刻まれることになります。
やがて施術は終わり、親子は店を後にしました。
しかし、その少女が再び店を訪れることは
二度とありませんでした。
それでも、あの日の出来事は、
関氏の中から消えることはなかったといいます。
「間違った情報によって、本来なら救えたかもしれない髪が失われていく」
「正しい知識と方法があれば、守れたものがあったのではないか」
その想いが、関氏を脱毛症の研究へと突き動かしました。
もし、、、あの時、少女が何も反応しなかったら——
もし、、、心が動かなかったら——
今の自分はなかったかもしれない。
そう語る関氏にとって、あの出会いは人生を大きく変えた“原点”となったのです。
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